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シオン・ベネット

副院長

副院長になりました。なってしまいました。

頑張っていきます。

背負う責任の重さより、命の重さを忘れないまま。 10代半ばの頃、記憶を失った状態でロンドン郊外の教会に保護される。

貧困層が多く治安がいいとは言い難い地域であったが、司祭の養女として迎えられ、「シオン(Zion)」の名を与えられて治療や教会の仕事を手伝いながら育てられた。

医療と教えによって人を救い導く養い親の背中を見ていた彼女にとって、「人を救える人間になりたい」という思いを抱くことは至極自然なことであり、医師免許取得後も暫くは教会で養父の助手として治療に当たっていた。


その生活の中で出会った警察官と親しくなるが、暴力事件に巻き込まれ殉職。家族同然であった教会の関係者以外で唯一大切だと感じていた相手の喪失から【命を救うこと】への使命感と救えなかった無力感に思い悩み、高度な外科技術をもつというロスサントスという街の噂を聞きつけ、故郷を離れ単身街へ降り立った。

一日の内、数時間声が出なくなる奇妙な病を患っており、症状が出ている間は筆談に頼ってコミュニケーションをとっている。


穏やかでありながら強か。好奇心や正義心から危険な場所に単身乗り込むような蛮勇は持たないが、救うべき患者がいるならば迷わず飛び込む、救うことへの執着に似た矜持を失った過去に変わる柱として抱えている。


新たな街での出会いから、「傷だけでなく心を癒やす手伝いができる者でありたい」という気持ちを抱き、枯れることのないプリザーブドフラワーを専門にする贈答品店を開業。


『彼は最期の瞬間にあっても、笑みを浮かべていた。』

私をいつも心配していたあの眼差しは空を反射して、もとより碧い瞳の色を映えさせた。


「お前に悲しい顔は似合わない。お前は人を癒す人なのだから。」


その言葉は祈りであり、願いであり、私の中で”呪い”となった。


(人って声から忘れていくらしいね。最後まで覚えてるのは匂いらしいね)

シオン・ベネット

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